2012年8月3日金曜日

これでOK! 『消費者行動分析』 のキモ

消費者の行動を科学すると、そこに見えてくるのは・・
▲楽しいショッピングを科学の目で眺めると・・

“AIDA”や“AISAS”といえば 「あぁ、アレのことね」 とご存じの方も多いと思う。今日はマーケティングのお話です。
19世紀の終わり頃からアメリカを中心に 『消費者行動モデル』 の研究が発展しましたが、この小難しそうな『消費者行動モデル』 を平たく言えば 「人が商品の存在を知って購入するまでの段階(プロセス)」 ってこと。

「え?やっぱり難しい?」 そうなんだよなww。

実は、マーケティングを本気で研究するつもりなら、『消費者行動分析』 だけは “絶対に避けて通れない分野” なんだけど、確かに“理屈っぽい”し、“専門用語”だって次から次へとバンバン、山のように出てくる。
だから「なんだか難しそうなんで、・・パス!」と敬遠する人が多いわけ。おかげで 「マーケティングを勉強してます」 なんていうと、まるで マーケティングなんて実務経験のない人が取り組む“特殊な専門分野” を研究してる “ヒマ人” みたいに見られることも少なくない。いや、実際よくあるんですわ。 これがまた。

その結果、国際競争なんか出来やしないという状態になってる現実に気づいていない。
これじゃぁマズイ。いくらなんでもマズすぎる。

この前の戦争だって、科学を軽んじて “精神論” に走った人々のせいで負けたという見方だってできるのに。である。中国の古典にだって 「敵を知り己をしらば百戦危うからず」 なんてことわざもあるのに。ああ、それなのにそれなのに・・いかんいかん、話が脱線しちょる。もとに戻しますべい。



【 あしTAKUの “ちょこっと解説” 】

▲緑のボタンを押して音声を再生します


◆消費者が購入を迷う“11のリスク”(誰の心にもある11の本音)

1.それって、本当はあまり役に立たないんじゃないの?
2.すぐに壊れてしまったり(使い物にならなくなる)んじゃない?
3.ライバル商品の性能(機能)の方が優れてるんじゃないの?
4.思いがけない危険(トラブル)に巻き込まれたりしない?
5.使っているうちに健康や環境に悪影響が出たりするんじゃない?
6.購入することが決まった途端、追加の出費があるんじゃないの?
7.家族やご近所、それに友だちから笑われたりはしない?
8.お付き合いしている仲間うちで浮いた存在になったりしない?
9.時代遅れだったり、平凡なものだったりするんじゃないの?
10.高価(安物)すぎたりして私には不似合いなんじゃない?
11.この商品を買ってすぐ他の商品が欲しくなったりしないかしら?


◆『消費者の意志決定』の“4つのモデル”(お客さまのタイプは4種類)

1.経済人(economic man)・・【特徴】合理的な意思決定者。(意外とケチ。だけど、案外大胆)
2.受身人(passive man)・・【特徴】情報に“価値判断”を求める。(買うのにも理由が必要)
3.認知人(cognitive man)・・【特徴】情報を積極的に求め、“時流”にも乗る。(けっこう見栄っぱり)
4.感情人(emotional man)・・【特徴】雰囲気や“時代の空気”に流される。(良くも悪くも一般大衆)
  (下にいくほど、恐怖や苦しみ・恋愛ややさしさなどの “イメージ広告” に弱い傾向がある)


◆『顧客の購買ライフサイクル』の“6つの段階”(お客さまは平等がキライです)

1.認知(Awareness)・・あなたの商品(サービス)を知ってもらう段階
2.興味(Interest)・・認知されたら見込み客になってもらうという段階
3.検討(Consideration)・・見込み客を教育(ファン化)していく段階
4.購入(Purchase)・・見込み客が既存顧客(一見客)になってくれる段階
5.維持(Retention)・・既存顧客がリピート顧客(優良客)になる段階
6.応援(Advocacy)・・リピート顧客が口コミ宣伝マンになってくれる段階

※「ビジネスがうまくいかない」という場合には、すべからく “購買ライフサイクル” を検討すべし。



▼この記事が “ピン” とこなければ▼
→“顧客でわかる 『トラフィック』 と 『リスト』 の話” に移動
→“インバウンドマーケティングの時代?” も読んでみる



▼参考まとめサイト(外部サイトに移動します)

→“仮)決定版!「AIDMA」「AISAS」など、消費者行動モデルまとめ”
→“なぜ、今、インバウンドマーケティングなのか?”



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