2012年8月1日水曜日

日本混乱の元凶、『HDV』 とは?

家族生活の中で文化は育ち継承されてきた・・
▲ 人は家族生活の中で “文化の基盤” を学び継承してきたが、
ある世代を最後に、これまでの日本文化は断絶してしまった
“ジェネレーションギャップ” という言葉がある。違う世代の間で会話が成立しない時などに「そうなの?これって若い人たちの間で流行してるんだ?そうか~“常識” なのね!・・私もおばさんよね~ジェネレーションギャップには勝てないわ。」みたいな使われ方をする。

ふつうは “世代間格差” と訳されて、いつの時代にも大なり小なり多少は存在したものの、しかし・・。である。この問題は、日本の現代史にとって決定的な意味をもつかも知れぬ。
ぶっちゃけて言えば、「こいつのせいで日本が潰れちゃうかもよ」ってこと。もはや “ギャップ” なんて言葉では表現できないくらい、極めて深刻なテーマだと考え、ここに投稿する次第。

会話。・・特に “日常会話” の大切さについては 『コピーライティング』 の基礎としても、つね日頃から意識してほしいと、僕はお伝えしています。( 「対話を“拒否”するコピー」 など )
会話から得られる “さまざまな気づき” がなければ、優れたコピーは書けない。優れたコピーとは、一般読者の『興味』『関心』を引くものだから。この “一般読者の” というところがミソなわけで。ターゲット市場の誰に向けて書くコピーなのか?その “誰か” っていう対象のひとつが “共通する世代の人” を指している。この辺もすこし詳しく書きたいのだけど、今日は少しばかり方向性が違うお話なので省略。

今日の僕は、“日本の危機の元凶” と呼んでもいいくらいの問題として、HDV (Historical Death Valley) という言葉を提唱しておきたいわけですな。もちろん “造語” で、『歴史の死の谷』 といった気分
おそらく、30代前半から40代後半の方には、共感してもらえるんじゃないかと思うのだけど、要は “団塊の世代” の人たちが、いま日本をどんだけ引っ掻き回しているか?ってことを言いたいわけなんですね。早い話が。

ウィキペディアを見てみると、団塊の世代は “1947年から1949年までの3年間に出生した世代” ということになっていて、次のような特徴が挙げられてる。

  1. 第二次世界大戦後の復興期に生まれたこと
  2. 親が第二次世界大戦を軍隊などで成人として経験した世代つまり戦中派であること
  3. 日本教職員組合による戦後教育の強い影響下にあること
  4. 学生運動との関連
  5. 高度経済成長期に「金の卵」と呼ばれたこと
  6. 壮年期に世界第2位の経済大国に躍進し、引退時期にその座を失っていること 
・・まあ、悪くない。こんなところでしょうな。

この世代の人たちを敵に回すのを覚悟で言えば、彼ら団塊の世代の人々こそ、世代間のギャップ(ジェネレーションギャップ)はおろか、歴史間の “断絶” を招いた張本人。だから“歴史の死の谷”HDV の使者。GHQの申し子たち。

と、これ以上 見ず知らずの他人様まで攻めるのはアレなので、ちょっと内輪話ふうに。

僕の父は今年86歳、大正15年生まれ。その下に、父の弟たちが8人、ズラズラwwっと並んでいて、つまり彼らはみな “僕の叔父さん” ということになるわけですな。なんとも有難いことに。
で、それぞれが銀行、鉄鋼、商業などの分野で “それなりの成功” を収めていらっしゃる。となると世間的には “立派な叔父さま” ということになるわけですが・・これが、まぁ、どう言えばいいんでしょうか。

あくまでも身内としての見解ですが、父を含む “団塊の世代以前の人々” と “団塊の世代以降のおっさん達” では、人生観も違えば成功の定義も違う。違いすぎる。
最悪なのは、彼ら世代の “歴史観の欠如” であり “責任感の欠如” と “経済至上主義” のコチコチ頭だという点に関しては筆舌に尽くしがたい。・・ただただ、「あぁ、この人たちが今の日本をつくったわけね。」と、幼い頃から、ため息混じりに感じていたということを述べておきたい。

きのうフェイスブックで紹介されてたマンガじゃないけれど、

「どうしてパンにカビが生えるのか知ってる?」と尋ねれば「早く食べないからだ」と返ってくる。

「雨が降るのはなぜでしょうね?」と問えば、「予報がハズレたからに決まってる」とのご回答。

「そんな話をしてるんじゃないでしょうがww」とイラついてみたところで、根っこから会話が成立してないんだから仕方がない。まさに、デスバレー。
表現しづらいほどの “深い谷” が確かにあって、結局、名誉ある叔父さま方の話を、ただただ有り難く拝聴するしかなくなる始末。なにせ「私たちの言うことに間違いはない」らしいですから。絶対に自分が正しいと思ってる人に “聞く耳” などあるはずもなし。

もう “ウンザリ” をとおりこして、いまの日本が抱えている困難の元凶をつらつら考えこんで頭が痛くなってしまうわけでありますが、まるで冗談のようなこんな事例、また改めて話してみようと思います。・・なにせ根が深い問題ですし。

ひとまず 「 叔父さま方。ネタに使ってごめんなさい。」 とだけは言っておこう。


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4 件のコメント:

  1. あ、今日のブログのネタにした、
    僕の勤めてる会社の馬鹿社長も66歳なんで、そのへんですw

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    1. おK。もしもほんとのお馬○さんなら、アホな“反面教師”として学べばプラスにもできる(笑)…対話する気持ちだけは忘れず精進努力を!

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  2. 団塊という名前からして黒いカラスであってもカラスは白いと言うぐらいのガンコを連想しますよ。

    学生運動といえば東大の安田講堂の放水事件。
    僕が中学の時、日進のチキンラーメンすすりながら観てました。
    4本脚の白黒テレビ。メーカーはシャープでした。

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    1. 「我、如何に生くべきか?」と自問する世代の萌芽期ですねww。くっきりリアルな情景描写に、グッ!と来るものあり。・・ほんと、頑固ですもんね。同意。。

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